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2013年1月13日 (日)

千年の森セミナー

上勝町にある千年の森で広葉樹の育林に9年前から取り組んでいます。
ボランティアによるもので、29団体が活動をしています。
自分が所属するのはにこにこ木工クラブ(にこ木)。

さて、今回のセミナーでは、活動報告や講演以外に、これらの団体の活動が評価され表彰されるので楽しみに参加しました。
実は、にこ木は前回に見事、金賞を取っているのです!連覇なるか、と期待していきましたが結果は銅賞。
でも、立派な賞をいただき大満足です。
金賞を受賞していた団体は、活動も活発で、丁寧な作業ができていました。さすがです。

さて、今回、金銀銅のほかに「どうしてもあげたかったで賞」というのが2団体ありました。
1つ目は、団体といってもメンバーが減り、参加者も減り、おばあさん一人でずっと千年の森に通い山の手入れをしていた方です。
この方は車を持たず、なんと、鳴門市から上勝の山奥までバスと徒歩で通い、作業をし、また山を下りてバスで帰るという涙ぐましい努力を続けているのです。話を聞いて思わず目頭が熱くなりました。
バスだって集落までしかこないから、そこから現場まで歩いてくるだけでも疲れそう。一度、山で倒れたおばあさんを見つけて助けたことがあるっていう体験談も語ってくれました。

さて、もう1つの団体も気合いの入ったグループです。千年の森ができる前からずっと高丸山に通っており、千年の森構想(伐採跡地に広葉樹を植え、千年かけて従来あったような自然の山にする)ができた頃には、ほんなんできるか、って文句を言っていたそうな。
でも、その文句を言っていた人が一番熱心に山に通い、炎天下で草刈りをしていたそうです。そして、自分たちの区画の一番いい場所にケヤキを植えて「木陰ができるようになったらここで飯を食おう」と語っていたそうです。でもその方が他界され、ほかのメンバーが意志を引き継ぐようにがんばっているのです。
今は、努力の甲斐あって木陰もできるようになりました。「道の近くにあるので、どこのだれでも木陰を使ってください」という暖かい言葉にまた心があつくなりました。今度そこを通るときは、ぜひ木陰で休ませていただきます。

さて、千年の森の育林活動も9年が経ち、下草刈りのステージは終わりつつあります。これからは、混み合った木を間引いたり、巻き付いたつるを切ったり、植えた木がもっと立派に育つようにお手伝いをする時期です。天然林のように仕立てる林業技術は確立しておらず、まさに手探りで千年の森という壮大なプロジェクトが進められていくのです。

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